就職活動でNGなこと
本当にあった一発芸
意外かもしれませんが、毎年必ず、面接でとんでもないパフォーマンスをする学生さんをお見受けします。
例えば、自己PRをお願いした時に、いきなり歌いだしたり、外国語を織り交ぜて自己PRをする方も居れば「自分は体力に自信がありますっ!」と力強く宣言した後、いきなり腕立て伏せを始める人もいます。
こういう学生さん達に限って明るくて快活な人が多かったりするのでちょっと残念に思えます。当然の事ながら、面接の場において他の人が常識的にしないようなPRや体を使ったパフォーマンスをすることは一部の例外を除いて絶対にやってはいけないと思います。あえて面接の場で行うことで度胸や行動力を買われるのではないかと思う方もおられるかと思いますが、多くの面接官は一発芸的なパフォーマンスをする学生さんに対して、以下のような著しくマイナスな印象を持つ場合が多いのではないでしょうか。
「単純な小技でしか自分をPRできない人間だ。」
「入社試験であるという厳粛な空気を読めない人間 だ。」
「四年間の大学生活の結果が一発芸というのは底が浅い。一体何を学んできたんだ。 」
「面接とオーディションの区別がついていない不躾な常識知らずな人間だ。 」
あくまで面接の基本は言葉のキャッチボールによるコミュニケーションです。もし、パフォーマンスをやった学生さんが、以降の部長や役員クラスの面接や社長面接まで進んだ際に、
とんでもないパフォーマンスをやらかしたり、無礼な振る舞いをした場合、それは採用通過させた面接官の責任になります。面接官は、そういう懸念が少しでも想定されるような学生さんを、上の面接に行かせないようにするのが殆どと考えてよいでしょう。
例外としては、バリバリ営業系のベンチャー企業での面接(なおかつパフォーマンスしてもよさそうな空気がある等)、或いは、くだけた雰囲気でのリクルーター面談においてぐらいでしょうか。また、運良くパフォーマンスが通用するのは、若手〜中堅社員が面接官となる一次面接までと考えておいたほうがよいかと思います。